とりとめのない話を。
平成23年にできたスポーツ基本法では、
「するスポーツ」だけでなく、
「見るスポーツ」や「支えるスポーツ」にも言及しています。
簡単に言うとJリーグを観たり、お当番やコーチなどで支えたり、
スポーツにいろんな関わり方をしようという話です。
スポーツへの関わり方が多様化すると、
「支えるスポーツ」
↓
「するスポーツ」
↓
「見るスポーツ」
と繋がります。
少年サッカーを支える大人たちが増えてきて、
サッカーをする少年が多くなり、
ゆくゆくはJリーグが盛り上がる・・・
なんていうシナリオです。
「見るスポーツ」が多くなると、
社会的な価値が高まっていき、
「消費するスポーツ」なんてのがでてきます。
テレビでサッカーが中継されたり、
テレビによってサッカー選手がスターにされたりして、
「消費」されていくわけです。
必ずしも悪い話ではなく、
これによって「するスポーツ」が増えたり、「支えるスポーツ」が増えて、
消費することでスポーツ全体に好影響を及ぼすこともあります。
ところが「ただ消費されるだけで、全く好影響を与えない」こともあるんですね。
マンチェスター・ユナイテッド vs 横浜Fマリノス
さして本気でもないマンUに、
必死のマリノスが勝ってしまいながら、
「マン・オブ・ザ・マッチは香川選手」という不可解な結果。
誰もが納得のいかない結果は、
香川ファンを増やすこともなく、
「サッカーを消費」しているだけで、
香川選手やマンUのファンを減らしたことになったと思います。
サッカーをただただ消費しただけ
誰が決めたか知りませんが、
これってホンマに腹が立ちますな。
「支えたり」「したり」「見たり」しながら、
サッカーを応援している人達にとっては、
サッカーを冒涜する行為にしか見えないわけです。
一方のマンU。
長居での前日練習を珍しく公開し、
入場料を1500円の入場料を取り、
完売になったようです。
「一部は赤十字社に寄付する」とのこと。
一部以外はどこにいくんだ!?
(公開しなくとも練習するんだろ)
これこそ「サッカーを消費する国を利用する行為」。
全額を寄付する。
地元小学生を無料招待する。
公開練習の前座で小中学生が試合する。
公開練習の模様をモイーズが解説する。
など、なんぼでも「支える」アイデアがでると思うんです。
それをただただ儲けるだけ。
サッカー後進国の日本に対して「支える」気はないわけです。
さすがイギリスの田舎クラブのすること。
マンUの器の小ささが目に付きますな。
そもそも欧州のビッグクラブを招聘して、
親善試合をする必要があるんでしょうか?
明日はセレッソ戦。
やる気のないマンUには、
思いっきりブーイングして欲しいですな。
数年前のクラブワールドカップのマンU vs ガンバ大阪で、
リードしてるせいで、くだらない無駄なフェイントをするロナウドに、
仁川のグランド同様「真面目にやれ!」と叫んだコーチより。
2 件のコメント:
こんにちは。
東海支部です。
まったくあの《マン・オブ・ザ・マッチ》
インタビューを受ける
香川選手の厳しい顔からも
違和感を感じた事でしょう。
あれでは、サッカー・チーム・また大会スポンサーさん
全部が傷ついた内容だと思います。
サッカーが文化になるように成長しなければ。
育成過程において
《消費するサッカー》なんてありえないですよね。
ところで
今日は《真面目にやれ!》
叫び、連呼に行かれるのですか?
では。
東海支部さんへ
コメントありがとうございます。
「消費」されてもいいと思うんです。
支えるとのバランスが良ければ、拡大するはずだから。
資源を守る漁師と同じで、
サッカーを消費するときには、
支える視点が必要だと思うんです。
少なくともマンUやMOMを決めた人たちには、
その視点が欠けてますよね。
観に行こうと思いましたが、
彼らの思惑に乗るのがイヤで、
やめました。
ヤレヤレです。
コメントを投稿