『ピッチは、常に明日を目指す人のために存在している』 ジネディーヌ・ジダン



2016年2月25日木曜日

サッカーと人生

ちょっと古い話ですが。

先月のU23アジア選手権の試合を観ていて、
ハーフタイムに流れていたCMに惹かれました。

マイクロソフトのサーフェースのCM


ハーフタイムはサッカーに没頭しているので、
「日本サッカーの行く末」を考えてしまう時間。


そんな瞬間に流れていたCMにハッとさせれました。



「今の日本の停滞は日本人の・・・」と、
他人事のようにオシムにインタビューするNumberの記者。


それに対してオシムは、

「問題は、あなた方が自分に自信を持っていないことだ」

と答えます。(あなた方・・・ですよ)

何となく日本代表のサッカーを憂いてしまいがちですが、
その責任の一端は自分にあったり、
同じような原因が自分自身にもあることを改めて痛烈に感じさせられました。



「自分を信じられない人間を、どうして他人が信じられるだろうか。」


いいタイミングに強烈なメッセージを叩きつけられ、
我にかえったのでした。


「今、この時代において、
   自分に自信を持っている人間はそう多くはない。」


ワタシもついつい選手たちに「自信を持て」と言ってしまいます。
自分に自信があるかどうかわからないのに。


「恐れることを、恐れるな。進め。」


「サッカーは人生の縮図」と常々お話になるオシム氏。
サッカーに人生のような展開もありますし、
人生にもサッカーの試合のような出来事があります。

コーチも選手も、
サッカーや人生に恐れることなどたくさんあります。
そんなことに恐れることなく、進む。

先日のチャンピオンズリーグのラウンド16。
「アーセナル vs バルセロナ」「ユベントス vs バイエルン」
戦力に格差はあるものの、
アーセナルとユベントスは勇気を持って攻めます。

恐れることなく攻めた結果、
ユベントスは2点差をドローに持ちこみ、
アーセナルは2点差で敗れます。

どちらが正解ではなく、
恐れずに進めば、
失敗することもあれば、成功することもある。
それは人生そのもの。

サッカーは人生に役に立つ。


日本サッカーの課題は、
自分の内面にあるし、
それは自分の人生の課題でもあるんですな。


強烈なCMでした。



オシムに台本はないんだろうなぁ〜と思って感動したコーチより。

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