『ピッチは、常に明日を目指す人のために存在している』 ジネディーヌ・ジダン



2016年10月26日水曜日

さよなら。師匠。

先週木曜日、ワタシのコーチの師匠がこの世を去りました。


平尾誠二さん。


ワタシの世代にとっては「ミスター・ラグビー」の称号を持つヒーロー。
ひょんなキッカケで知り合って20年以上。

仕事での付き合いなどどうでもよく、
図々しくも小学生サッカーコーチの悩みを、
厳しくも丁寧に答えていただきました。(どちらかというと厳しい(笑))

試合の見方やチームマネジメント、
ハーフタイムの指示、選手の接し方や練習法など、
世界で戦った卓越した視点で、
今のワタシの礎を作っていただいた本当の師匠です。


今の3年生チームについても、
いろんな相談をしておりました。

「イマドキの小学生は本能が薄れている感じがするんですよ」とワタシ。

「そやけどな、誰しも闘争本能はあるもんや」

ワタシの相談はいつもやんわり否定されます(笑)

「人間が本来持っとる本能をどう引き出すか。それがコーチの役目や」と平尾さん。

そんな議論を重ねて生まれた練習を先週もしました。


世界で戦ったアスリートから
練習・試合・育成・環境など、
スポーツの考え方を学べた幸運に感謝するととともに、
濃密な時間を過ごせなくなった未来に、
大きな喪失感が襲ってきた数日。

もっと相談したいことが山ほどあったのに。。。

まだまだ悩みはあったのに。。。
(ホンマ悩みが尽きない奴らばっかなんです)


木曜日にお亡くなりになってから、
涙だけは流さなかったのですが、
先週の土曜日、
仁川小の練習に向かうべく、
自宅の玄関を出て空をみた瞬間、
とめどなくポロポロと涙が溢れてきました。。。。

こみ上げるわけでもなく、いきなり。

あ〜旅立たれたのかな・・・。

どうでもいいけど、
こんな時に何してくれてんねん。。。(笑)



平尾さん、
ホンマにありがとうございました。
まだまだ学びたかったし、
いろんな話をしたかったです。



彼の言葉はいろいろ大好きなんですが、
練習についての言葉。

練習は量より質。
質より気分。   
平尾誠二


なかなか出来ません。。。
がんばります。。。
天国から見守ってください。


ご冥福をお祈り申しあげます。








8人制になった時に、当時のサッカー協会理事だった平尾さんに猛抗議して
呆れられたコーチより(笑)

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