『ピッチは、常に明日を目指す人のために存在している』 ジネディーヌ・ジダン



2011年5月29日日曜日

バルセロナ仕様選手

チャンピオンズリーグの決勝戦を観戦。
結果は3-1でバルセロナが優勝しました。

2年前のローマでの決勝と同じように、
開始早々からマンチェスターは"鬼プレス"でリズムを作ります。

とは言え試合全体で目立ったのは、
バルセロナの方のプレスの掛け方でした。

常に前線からプレスを掛け、
特にルーニーには厳しくディフェンスしていました。

マンチェスターがメッシに対して、
比較的簡単に前を向かせていたのとは大きな違いで、
これが試合を決めたように思います。

そんなディフェンスを長時間続けるわけにもいかないので、
バルセロナは圧倒的なまでにポゼッションを高めていきます。

バルセロナとマンチェスターのデータは、
UEFAのサイトによると、
ポゼッションは63:37
成功したパス本数は667本と301本(倍ですよ?)

さらに【パス交換ランキング】というのもあるんですが、
マンチェスターは上位7位までがディフェンスやGKとのパス。
バルセロナは上位5位までが中盤でのパス回し(驚)

マンチェスターは最初こそプレスを掛けたものの、
その後はバイタルエリアの手前からブロックを作るという感じでした。

ただバルセロナの中盤による巧みなボール回しで、
いつのまにかバイタルエリア手前まで入られている状態になっていました。

2点目のメッシのゴールは、
数分前から同じような状態が続いていました。


しかしながら、
相変わらず、メッシは試合を台無しにしますな(笑)

3年連続でチャンピオンズリーグ得点王のメッシは、
誰もが認めるスゴイ選手やと思いますが、
あくまで【バルセロナ仕様の最強アタッカー】ですよね。

他のチームではあそこまで機能しないように思います。

そう考えるとGKのビクトル・バルデスもそうです。
GKのビクトル・バルデスも前への飛び出しは素晴らしいですが、
あれだけディフェンスラインが高ければそうならざる得ないですよね。

シャビやイニエスタが他のチームでも同じように活躍するかというのは、
ちょっぴり疑問です。
バルセロナの過去4回の優勝も最近のことですし、
今強いのはたまたま【良質なバルセロナ仕様の選手】がいるからのような気がします。
(メッシがいない状態での試合を見たかった!)

ワタシもバルセロナのサッカーは好きですし、
「日本もスペインのサッカーを目指すべき」なんて意見はよく聞きますが、
あのサッカーを維持するのって大変なんやろなぁ~と試合を見ながら思いました。


別にどちらのファンということではないけども
なんとなくマンUを応援していたコーチより。

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