『ピッチは、常に明日を目指す人のために存在している』 ジネディーヌ・ジダン



2015年5月7日木曜日

久々に・・・

昨夜はもうひとつの準決勝「バルセロナ vs バイエルン」を観戦。
ノイアーのスーパーセーブはあったものの、
規律高いディフェンスをみせていたバイエルンが抗議に一瞬止まった瞬間を、
ラキティッチとメッシが逃さず先制。
その後一気に突き放しました。

先制を取られた直後のノイアーの怒りは凄まじかったですね(笑)

バイエルンの可能性はかなり小さくなりましたが、
だからこそ逆転すればミラクル!
UCLの準決勝の舞台は奇跡を十分生むことができるステージです。
スポーツは見続けないと奇跡を共有することはできませんので、
2nd Legも注目です。

↓ バルセロナ vs バイエルン ショートダイジェスト



連休最終日。
2年生も6年生もオフ。
久々に中学生の試合、
北摂リーグの宝塚FCさんとカルディオさんの、
中2の試合を観戦しました。

縦パスをスイッチにしてショートパスで崩そうとする宝塚FCさん、
豊富な運動量で激しいプレスからショートカウンターを狙うカルディオさん、
それぞれのチームの特長がぶつかり合った、なかなかの好ゲームでした。

結果は3−1でカルディオさんが勝利しましたが、
まだまだ未成熟な内容でしたので、
チームの特長がレベルアップすると、
今後はもっといいゲームが続きそうな感じがしました。



その後も練習試合を観戦。
この学年を担当していただけに、
よく知る顔が両チームに出場していました。

多目的で開催されたこの試合、
両チームともコンパクトなサッカーをしていたので、
フルピッチの半分に20人以上が入っていました。
つまり6年生の頃にやっていたピッチに20人+GKの21人。

小学生時代はこのスペースにGK入れて16人。
よく考えると6年生の時よりスペースがないんですな。
中学生は身体も大きいので、更に一人あたりのスペースが小さい。

小さなスペースでのプレーにおいては、
4年生の公式戦から8人制を体験しているこの学年の小学生時代に見た個性が、
少々消えている感じさえしました。

わかりやすく言うと、
狭いスペースで局面を打開しようとする選手が少ないって感じです。

小学生が11人制の頃はハーフピッチに22人がいたため、
一人あたりのスペースが小さい、
中学生になってスペースが大きくなり、
最初は間延びしたようなゲーム展開になっていました。

それがだんだんとコンパクトになり、
ディフェンスがポジショニングを考えてプレスを掛けるようになって、
それとともにボール保持者も「元々持っている技術」を発揮するようになってきました。


8人制になると元々大きなスペースのプレーに慣れているため、
中1くらいまではいつも通りプレーできているものの、
コンパクトになってスペースがなくなると、
途端に自分のプレーができなくなったり、
仕掛けずにパスを選択するような印象を受けました。


Jなどトップクラスの選手はどうなのかはわかりませんが、
宝塚を代表するクラブチーム同士の試合で、
そんなことを感じました。


誤解のないように言っておきますが、
両チームの中学生への育成方針をどうのこうの言っているのではありませんし、
8人制を批判しているわけでもありません。

8人制を検証するためにも、
一度、ジュニアユースの指導者にアンケートしてはいいのでは?と感じました。

その上でピッチの広さなどのルールをアップデートしていければいいと思います。
(だいたい日本サッカー協会は「決めた」「変えた」ことで満足する「検証しない団体」ですからね(笑))


同時に小学生時代で習得すべきスキルを感じることができた、
勉強になったゲームでした。


久しぶりに<<<5>>>のプレーを見ました。
ボールを持っている時はいいプレーをしていたので、
その機会を増やすために、
オフ・ザ・ボールの時に走るスピードを変えたり、
ボールが出る前にもっと積極的に動き出すと、
チャンスに絡めるような感じでした。
がんばってくださいませ。
(中学生と高校生の試合情報お待ちしております!)


会社をサボった数字が大好きなサラリーマンコーチより。


<参考情報>
一人あたりのスペース

11人制フルピッチ(中学生以上の最小ピッチ)
タテ90m × ヨコ 45m  22人  184.1㎡/人

11人制小学生ピッチ(推奨)
タテ68m × ヨコ 50m  22人  153.5㎡/人

8人制小学生ピッチ(推奨)
タテ68m × ヨコ 50m  16人  212.5㎡/人

フットサル小学生ピッチ(最小)
タテ25m × ヨコ 16m  10人   40.0㎡/人
 

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