『ピッチは、常に明日を目指す人のために存在している』 ジネディーヌ・ジダン



2015年5月28日木曜日

最後は人間力。

先週の北摂リーグで、
試合終了後にある相手チームのコーチに、

「どんな選手が出てきても上手いプレーしますね」と、

おっしゃっていただいたと聞きました。

上手いかどうかは別にしても(笑)、
「どんな選手が出てきてもチームのレベルがそんなに変わらない」
というのは本当だと思います。

それはAチームだけではなく、
Bチームまで考えても、
全体的にそんなに変わらないレベル。

コレはコレで、
今の2年生含めて5世代と付き合ってきたワタシから見ても、
「極端に上手くない選手」(微妙な言い方だなぁ〜(笑))がいないことは、
かなり珍しいことで、
Iコーチを中心に様々なコーチ陣のお陰だと思います。
(昔はいろんな選手がいたんですよ(笑)コレはコレで面白いですが)



とは言え、
チーム内での認識はどうかというとちょっと違うんです。

仁川限定内の順位というか、
本人達で設定したヒエラルキーが存在するんですね。
だから、

仁川では上手いけど、
外に出ると怯んでしまう。

そんなことを考えてた時にこんな記事に出会いました。



「お前らは消えていく」。
荒療治で若年層を鍛え直す森山佳郎U−15日本代表監督


「お前らは消えていく」という言葉にドキっとしたのですが、
U15日本代表の森山監督の記事でした。


以前にブログで書きましたが、
サンフレッチェ広島ユースの監督として、
現浦和の柏木選手、槙野選手、森脇選手、
広島の野津田選手など代表クラスの選手を育成した名コーチ。

2010年の高円宮杯優勝の会見で、

「日本は、毎日のトレーニングが
ぬるいんじゃないかと思う」

と問題提起した熱血指導者です。



その記事のなかで、
U15日本代表の選手たちに投げかけた言葉にドキっとしました。

「ハッキリ言って全然物足りない。
『ボールを取りに行け』と言われないと行かないし
『俺やったるで』という選手がいない。
シュートを打たれても全然平気に見える。

日本はアジアでそういう軽いプレーで一発やられて
世界へ行けてないことを自覚しないとダメだろ。

お前たちをここに呼んだのは、特徴や武器があると感じたからからなのに、
それが全く出ていない。

俺は戦う気持ちがあるやつ、
ピッチ(←多分ピンチだと思います)とチャンスを感じられるやつ、
状況を見ながら駆け引きするやつと一緒にサッカーしたい。
勝っても負けてもどっちでもいいやつとなんかやりたくない」


わかる。。。
わかるゾ、森山さん・・・


「やったるで!」という選手は仁川の6年生には少ない。

特長や武器をみんな持っているのに
全く出そうとしていない。

勝っても負けても、どっちでもいいやつが多い。


U15日本代表がそんな状態なら、
仁川のオレでも監督になれるかも・・・
と思ったほど共感しました(笑)


「自分で原石を磨く作業をコツコツとしなければ、結局は光らない。
もちろんサッカーの質的なところも大事だけど、最後は人間力ですよね。」


最後はヒューマンスキル。
最近読んだラグビーの平尾誠二氏の新書にも、
同じような話が出ていました。

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そのためにも、
自分の長所や特徴をしっかり認識することが大事ですね。


もっと自信を持て。

もっと自分を出せ。

もっと自分を磨け。


ガンバレ、6年生。


↓数年前のPUMAのCM「アイツはオレだ」



アイツは、
日々自分を磨き続けている自分と同じ。

そう思えるかどうか。

上手い奴は山ほどいるけど、
勝負はついてない。


自分を磨いて痩せたい、自分を出しすぎな自信過剰なコーチより。
(コレはコレで困ったことになりますが(笑))

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