『ピッチは、常に明日を目指す人のために存在している』 ジネディーヌ・ジダン



2017年10月28日土曜日

素直な気持ちで。

土曜日は県大会宝塚予選。
北摂大会出場に向けての大事な試合です。

3週連続の公式戦の雨試合というのも、
経験のないほどの珍しさですが、
花屋敷グランドということもあり、
大きな影響はありませんでした。


代表決定戦 2−0 第一
準決勝   1−3 ジュニア
3位決定戦 0−3 長尾

結果:第4代表で北摂大会出場


雨のため交流戦はナシ。
早めに会場に入って、
ゆっくり過ごしました。

今大会の特徴ですが、
前半は相変わらず悪い状態。

ディフェンスは頑張っていましたが、
中盤がボールキープできません。

代表決定戦は何とか得点できましたが、
結局、こんな試合が、
3試合おこなわれただけでした。



春の4A大会から北摂サマー、県大会予選の3大会で、
宝塚のベスト4になったチームは延べ7チーム。
ベスト8レベルが拮抗している感じです。

4年生くらいだと、
「追われる立場」よりも「追う立場」の方が、
圧倒的に有利。

結果的にはいつもの「4位代表」の席でしたが、
「負けられない」「勝たねばならない」なかで、
厳しいコンディションの苦しい試合をやり抜いて、
ベスト4を掴んだのは、メンタル面で大きな成長だと思います。


ただサッカーの内容的には、
成長の伸びが薄かったことも確か。


チームの目標をもっと明確にして、
それを個人に落とし込んでレベルアップできなかったことは、
コーチの責任だな・・・と反省しながら帰宅したのでした。
(横に座っていたNコーチはカワイイ寝顔を見せていましたが)

【2週間で取り組むべきこと】

【1年間で取り組むべきこと】

を分けて考えて、
課題をツラツラと書き綴っておりました。

この大会のプロセスで、
伸びた部分も、追いつかれ、追い越された部分も、
素直に認めながら、
選手、コーチともども、
今後に生かしていきたいね。

と試合後のミーティングで話をしました。




今日は寸評方式で。

<2>
わずかな出場時間でしたが、
相変わらずの堅実なプレーでした。
いい狙いのパスもありましたが、
もらう側との意思疎通ができていませんでした。
いつも言っていますが、1人抜くと視野がもっと拡がると思います。

<3>
ボールばかり見てしまい、
状況判断の悪さが目立ちました。
もっともっと周りに気を遣って、
声を出して指示出し続けて、
自信を持ってディフェンスリーダーを務めてほしいところです。

<4><8><16><19>
残念ながら試合出場機会がありませんでした。
出してあげたいと思いながら、チャンスがありませんでした。
ただ自ら「出たい!」と思う気持ちが足りなかったのも事実です。
「ベンチ外」でヘラヘラしているうちは、ベンチに入っても出場機会はありません。
やればできる選手達ですので、練習中も積極的に頑張ってほしいところです。

<5>
自らも認めるスタミナ不足で、
後半からの出場が多かったのですが、
役割を考えてチームを変化させていました。
試合終了後のミーティングで、
チームの中からの期待も高いことは、本人もわかったはず。
スタートから使えるように、自信を持って頑張れるはずです。

<6>
今回はサブキーパーでの登録でしたが、
積極的に練習に取り組んでいました。
わずかな出場機会でしたが、悔しい思いもしたはず。
これを機にもっともっと練習に取り組めば、
レギュラーの座も掴めると思います。
フィールドでも使いたかった選手ですので、
そっちの方も頑張れ!!

<7>
今大会のMVP。
豊富な運動量で最もボールを触っていた選手でした。
慌てたプレーも少なく、一つレベルアップした感じです。
パスの精度が高まれば、もっといい選手に
なれそうです。
もっともっとチームを引っ張ってくださいませ。

<9>
わずかな出場時間。
ほとんど何もできませんでしたが、
本人からあまり悔しさを感じないところに、
チームの課題の象徴のような気がしています。
能力は高いだけに・・・と歯がゆいばかりです。

<10>
得点をいれてはいますが、
全体的には低調な3週間でした。
この日もアップでのボールタッチは非常に良かったのですが、
試合に全くでていませんでした。
「練習上手」で、試合中同じことを言われる選手は、
成長するチャンスが少ないでしょう。
自らを変えることしかないので、日々試合を相手をイメージしながら、
練習に取り組んでください。

<14>
思い悩んだ大変な3週間だったと思います。
ポジショニング、ボールキープ、ドリブル、シュートと、
課題は満載でしたが、修正しようとする姿は感じました。
ワタシも含めて周りはヤイヤイ言いますが、
思い悩んでいる時間は、伸びしろができている時間。
もっと悩んで、自分で打開してください。

<15>
トップでのポストプレー、ドリブルからのシュート、
戻ってのディフェンスなど、
最も変化の大きかった選手でした。
代表決定戦での決勝ゴールは、
本人にとっても自信になったのではと思います。
プレーの判断、キックなど課題は満載ですが、
一つ一つ解消していけば、もっと伸びると思います。

<17>
GKとして点差に影響されない安定感のあるプレーを見せてくれました。
ポジショニング、飛び出しなどよかったと思います。
最後の試合で慌てたプレーを見せていたのが少し残念でしたが、
安定感がこの大会の大きな成果でした。

<18>
GKではなくフィールドで登録しましたが、
本人とは全く話をしていないので、その心境はわかりません。
身体能力は高いので、フィールドでは、何回か起用をしました。
足元の技術は向上しているので、そちらはやり続けることが必要ですが、
そもそももっと自信をもって、チームでの存在感を見せて欲しいですね。

SOT君
ボールを持てば期待感のある選手ですが、
この大会ではボールを持つ機会が少なすぎました。
ポジショニング、声などいろんな方法を自ら考えてプレーしてみてください。
3年生ながらプレーできている事自体、素晴らしいことですが、
まだまだ伸びしろがある選手だけに、
頑張ってほしいところです。

YUT君
チーム事情もあり、中央でのプレーが多かったのは、
身体の小さな彼にとってやや厳しかったと思います。
ただワンタッチのパスなど、そこを何とかしようとする姿を、
感じることができたのは、彼の持つ才能の大きさだと感じました。
今できることを必死に。
必ず数年後に成果として出てきますよ!



宝塚協会の皆様、
準備・運営・片付けなど、ありがとうございました。

保護者の皆様、
またも雨の中、配車・当番・多くの応援、
ありがとうございました。
よく頑張ってはいましたが、まだまだできたところが、
非常に残念なところで、自分自身の力不足を感じています。
北摂大会も、よろしくお願いいたします。

監督、コーチの皆様、
審判などありがとうございました。
助かりました。


悔しくて反省ばかりのコーチより。

2017年10月23日月曜日

悩みは深いが、よく頑張りました(笑)

今日は久々に晴れ間を見ました。
2週間もの間、よく降りましたな。
そんななか2週ともサッカー(笑)。
選手、コーチともズブ濡れ(笑)

予選リーグの残りの試合が土曜日に開催されました。
朝は寝坊した上に、集合時間を間違え。。。
あきまへん、ホンマにあきまへん。

1−0 売布
2−0 末広B

結果:予選1位通過

朝こそ雨が降っておりませんでしたが、
グランドに水が溜まっています。
長尾台の選手とともにスポンジで水取り。
試合準備を積極的に手伝うことは、
このチームの非常にイイところ。

善には善の報い

それを信じてアップをスタート。
時間もあったので、
楽しくも厳しく、
気持ちや身体をあげていきます。

事前の作戦も話し、キックオフ!

初戦は難しい試合。
作戦通りチャンスを作りますが、
得点にまでなかなか至りません。

選手にとっても、ベンチにとっても、
忍耐が必要なホンマに難しい試合。

多少ポジションを変えながらも、
「続けよう!」と声を掛けて後半へ。

なんとか<14>がフリーキックで得点して、
納得できないながら勝ち点3を取りました。


2試合目までは時間がありました。
気温も下がっていきます。
ご飯を食べ、濡れないように指示して、
試合を待ちます。

試合前にミーティング。
ミーティング後に雨中でアップ。
濡れながらボールを蹴って、運んで、ドリブルして。

「こう蹴ったらいいぞ!」

どしゃ降りの練習などしたことがない彼らなりに、
感じたことを情報共有していました。

フォーメーションも変えて、
作戦もいつもと変えて試合に臨みます。

いきなり2点を先制します。
ゲームプラン通り。
その後もそのまま進めますが、
なかなか点が入りません。

さらにフォーメーションを変えます。
ベンチと選手がイメージを共有して、
ゲームを進めます。

でも点は入りません。。。

2試合目も難しい試合。
結局2−0。

安倉さんと売布さんとの試合結果を待ちます。
結局引き分けで1位通過。
しかし、安倉さんが1点入れれば、
2位通過になっていた厳しい状況でした。


先週の結果も含めて、
ゲームプランに近い状況であっても、
なかなか思い通りにならない、
サッカーの難しさを改めて感じた2週間。

それだけに細かい記憶を思い返しながら、
経緯を細かく書いてみたのですが、

厳しいなか、よぉ〜、頑張ったな。

てなことですな(笑)

作戦の実行、
ゲーム毎、試合途中でのフォーメーション変更、
4年生では難しいレベルなのかもしれませんが、
よくやり切りました。


まぁ課題は多いけどな(笑)


その辺を生かしながら、
一歩一歩、歩みを進めて行きたいですね。


来週も、みんなで、がんばりましょ。

宝塚協会の皆様、
雨天での準備、運営ありがとございました。

来週もよろしくお願いいたします。
保護者の皆様、
激しい雨の中でのお世話、応援、
長い時間ありがとうござました。
来週も頑張ります!!

Iコーチ、Nコーチ、

ずぶ濡れになりながらの審判ありがとうございました!!

トッテナム vs リヴァプール


スローインを投げる角度、
キーパーやリスタートの素早さ、
来週の試合に生かすべきポイントが満載ですヨ。



来週も雨かよ・・・祈り続けるコーチより。

2017年10月18日水曜日

リバウンドメンタリティ

先週の週末はバタバタしていて、
観ることができなかったのですが、
金曜日からamazonで始まった番組、
「KEISUKE HONDA CAFE SURVIVE]

ちょいと楽しみだったのですが、
なかなかオモシロイ!

初回はJリーグチェアマンの村井さん。
一度お話を伺ったことがあるのですが、
なかなかユニークな視点の持ち主。
中学までサッカーをされていたようですが、
人事や経営者視点でサッカーを斬る方です。
(サッカー以外のフィールドで見る方ですな)

本田選手がJリーグ入りした2005年、
時を同じくして岡崎選手や西川選手がJリーグ入りしたのですが、
彼らの指導していた関係者に、
企業の人事評価の項目でアンケートを取った時に、
今でも日本代表に残る3人が持っていた「秀でた能力」は、

傾聴力

主張力

人の話を聞き、
自分の考えを主張する。

失敗が多く、心が折れることが連続する
サッカーにおいては、
凹み悩むなかでそれをバネにして成長する
リバンウンドメンタリティが必要で、
それを構成するのが「傾聴力(聴く力)」と「主張力」だ、
という話でした。


これには本田選手も大いに賛成。
しかしながら、今後の日本サッカーが成長するのは、

「どうやって、そんな力を培われるかを落とし込むことが大事」

と返します。


結構、この手の議論は育成世代では当たり前の議論なんですな。

ワタシも「聴く力」「見る力」「話し合う力」を重要視しています。
練習の説明も「一度だけ」。
質問は受付けますが、くだらない質問は無視(笑)
2度説明してわからない選手には「他の人のプレーを見て真似してね♡」と優しく突き放します(笑)
たまたま遅れて練習参加した選手には説明せずに、他の選手に聞かせます。
こないだも書きましたが、
お母さんの意見で上手くなるのも「聴く力」です。

仁川に限った話ですが、
15年前の選手に比べても、
3つの力が劣ってきているのは確か。

でもこれには、家庭の教育と学校教育に辿り着くと
本田選手は主張していました。


コレ以外にも2人の会話には、
オモシロイ内容が一杯!

一部はスポナビに掲載されています。



ただ記事には掲載されていない、
ベルギーの育成評価メソッド「フットパス」の話
(以前、このブログでも紹介しましたが)などもあって、
番組の方がオモシロイです。

本田選手のストレートな意見がイイ!


amazon primeで観ることができます。
ワタシのiphoneにダウンロードしていますので、
試合の合間におっしゃっていただければ、
お見せしますよ。
(1回500円かも(笑))

amazon primeなので、
仁川駅前のバーでもご覧いただけるかも!
主張力でお願いしてみてくださいませ(笑)
日曜日の試合のことをまだグズグズ考えている、
リバウンドメンタリティが足りないコーチより。



2017年10月16日月曜日

あ〜羨ましい攻撃!!

日曜日。
4年生の県大会宝塚予選。

宝塚秋季大会の開会式もあるため、
早めに集まって参加します。

予選リーグ

第1試合 2−2 安倉

試合までの時間がなく、
グランド状態が柔かいなか、
難しいゲームでしたが、
それは相手も同じでした。

<14>はボールキープできないので、
全く周りが見えておらず、
サイドの<10>はオフ・ザ・ボールの時に、
ワイドに拡がることがなく、
中途半端に前に出ているのでパスをもらえず、
ールに触れません。

最終ラインもタテで対応できず、
カウンターに慌てて対応するだけで、
<3>からの指示は全くナシ。

調子の悪い状態で、コミュニケーションをとることもなく、
自滅への道を一歩一歩、進んでおりました。

PKは仕方ないにしても、
ボールを奪われるばかりの中盤、
ボールをもらうことができないサイド、
カウンターを受け続けるディフェンス、
そういう状態が続けば
2点目の失点は時間の問題でした。


2点ビハインドの状態から、
<7>を中盤に上げて、<5>をCBに投入。
後半からは<14>をスペースがある右サイドに、
よりボールを触れやすい中央に<10>を持ってきて、
<15>には下がらずに高い位置でのボールキープを要求しました。

攻撃する時間が増えだして、
サイド攻撃が効きだし、
終了間際にようやく同点。

そのまま試合は終了。
負けていればいきなり大会終了でしたが、
首の皮一枚繋がりました。

2試合目、3試合目は中止。
そのまま試合が続いていれば、
やられていた可能性が大きかったところでした。




最終ライン、中盤でボールをしっかり拾っていた<7>、
慣れない最終ラインでボールを繋ぐ役目に徹した<5>、
前に前に出てピンチを救った<17>
(PKの時の横っ飛びには驚き、
失点したのに思わず拍手しちゃいました(笑))
<15>も途中から下がらずにボールキープに徹して、
攻撃時間を伸ばしていました。

なんとか同点に追いついたのは、
得点に繋がるまでに、
しっかり役割を果たした選手がいたから。


中心となる選手の調子が悪くても、
その外側の選手が自分の役割を果たすことで、
最悪の結果を逃れたのはよいことでした。

ただ同じことを注意されすぎな選手や、
調子が悪かった時に何をするか?と
原点に立ち返ることができない選手が多いと、
今後もこんな試合が増えてきます。


<10><14>!
点取ったからって喜んでんじゃないぞ。
自作自演もいいとこだ(笑)
下のシティの動画観ておきなさい。

なんてことを感じた試合でした(笑)




宝塚協会の皆様、
雨の中でのご準備・片付け、
ありがとうございました。
来週もよろしくお願いいたします。

保護者の皆様、
配車・お当番、多くの応援、
雨のなか、ありがとうございました。


今週のプレミア、マンチェスターC vs ストーク
シティの1〜3点目は土曜日の練習みたいな形。

特に先制点。
トップがサイドに起点を作って相手のディフェンスを拡げ、
サイドバックが「アンダーラップ」して、
ニアゾーンからマイナスでドン!
(さらに後ろ側にも選手がいやす)

どのスペースを狙って、どこで決めるか。
同じスペースを狙うにしても、
シティの攻撃にはアイデアがあふれていますな。
勉強になりやす。

後半のシティのラストパスの視野の広さ、
離れている逆サイドの選手の動き、
あ〜羨ましい!(笑)






帰宅してビブスを洗い、
雨に濡れたリュックを乾かし、
中の荷物を整理しているうちに、
スイッチが入って部屋を掃除して、
洗濯物にアイロンかけて、
お風呂を掃除して疲れ果てました。。。


シティと4年生を比べるんじゃない!と家族に言われるコーチより。



2017年10月15日日曜日

なんか上手くいってないので深夜まで観戦(笑)

土曜日は午後から練習。
疲れが溜まっていたのか、
起きたら12時半。
慌てて準備します。

この日は、
よりゴールに近いところのサイドを崩す
実戦的な練習に時間を割きました。

プレーを選択する状況判断、
味方を信じて走り出すタイミングと、
味方を思いやってのパス。
それが上手に決まった後の、
味方が走り込むであろう場所への丁寧なフィニッシュ。

結局は味方との信頼関係を、
積み重ねる練習なのですが、
それなりに取り組んでおりました。

<6>のように厳しくも正確なパスに、
必死に走って対応する<7>。

オモシロイ関係もできておりました。


その後は3年生との紅白戦。
フワフワした気持ちで試合に入っているので、
攻撃する気持ちやボールを奪う気持ちが、
全く前面に出てきません。

何となくパスを回して上手くいってると勘違いしている様子でした。


6年生ともやらせてもらいましたが、
調子が悪い時にどう自分のプレーを修正できるか?
というところに課題があったと思います。
ギャーギャー言えば出来るところに、
問題が潜んでおりますな。

B戦の方が、
<6>や<18>など、
伸び伸び試合をしておりました。



夜は日曜日の試合のことを考えながら、
リヴァプール vs マンUを観戦。

エジプトを久々にW杯に出場させた、
エジプトの英雄、サラーを完全に抑えるモウリーニョ。
規律の高い我慢のディフェンスで0−0。

もうひとつ面白くなかったので、

クリスタル・パレス vs チェルシー

ヘタフェ vs Rマドリード を2元観戦。


開幕7試合勝利どころか、得点がないクリスタル・パレス。
8試合得点がなければ新記録だったので、
意地悪な気持ちで観戦(笑)

ザハの活躍で2−1でチェルシーを撃破。
大盛り上がりでした。
チェルシーはシーズン途中でコンテ監督変わるかもですね。


マドリードも苦戦しておりましたが、
最後はCR7の決勝ゴール。

ボールをもらう前のロナウドの動き方、
それに合わせるイスコの優しいパス。
勉強になるシーンです。

クリスタル・パレス vs チェルシー ハイライト


ヘタフェ vs マドリード ハイライト



結局深夜までいろいろ考え込んだのでした。。。


あ〜なったらこうしよう、あ〜しようばかり考えていたコーチより。



2017年10月14日土曜日

実験は続く、どこまでも。

祝日の月曜日。

6年生の試合に行くことをまだ迷いながら、
早朝に仁川小に集合します。

六甲アイランドの海の側の人工芝グランドに到着。
フットサル3面分を使っての8人制での試合を、
ATSさんとおこないました。

タテ・ヨコ狭いので、
技術やタテの連携が求められる試合。

完全に相手が一枚上でしたが、
喰らいつきながらいい経験ができていました。


この日はAとBに分けて、
フルででてもらいました。

特にBチームがよく走り、
やり切っていたのが印象的でした。

<4>もよく走っておりました。

技術が上の相手に対して、
走りでカバーすることで、
試合を作っていました。


Aも得点はするものの、
狭いピッチでの選手同士の距離が悪く、
パスをしても状況が変わらないシーンが多かったです。


お昼頃に6年生の前半の試合経過が入ります。
0-3。
いつもならガッカリするところですが、
「ここからエンジンかかるかな?」という感想も飛んでおります。


その後の4年生の試合はボロボロ。
もやは何をしているのかもわかりません。

6年生の結果もボロボロ(笑)
やり切ったなら悪くない結果でしょう。


いつもやっている広さよりは少し狭かったですが、
8人制にはちょうどいい大きさだと感じました。

スペースが小さいので、
技術力はもちろん、判断の速さも必要ですが、
ポジションや身体の向きがよければ、余裕が持てる、
総合的な力が必要な大きさ。

今後の参考になりました。

いよいよ日曜日は県大会宝塚予選。
6年生に続いて、4年生も力を出し切りたいですね。




とはいえ、フォーメーションもポジションもGKも決まっていないチームのコーチより。


2017年10月13日金曜日

ゾーン!

日曜日。

全日北摂予選2次リーグが午後になったため、
4年生の交流試合に参加しました。

相手は芦屋の宮川さん。

初戦などはサイドにタメを作りながら、
中央突破するシーンが多く見られました。

前掛かりになることで、
カウンターで失点することも多く、
課題を残しました。

その後の試合でもチャンスを作っていましたが、
決定力が不足していて、
結局苦戦しておりました。

なかなかポジションが固まらず、
戦略そのものが揺らいでおります(笑)




途中6年生の試合結果が入ってきます。
初戦のスコアは明らかに完敗。。。

しばらくして「2-1で勝った!!」という声が!

5年生のK君のお母さんの声だったので、
6年生の2戦目は勝利か!と思いましたが、
ルヴァンカップの大阪ダービーの結果だったのでした(笑)


全ての試合が終わり、
ガチャピンさんにも片付けを手伝ってもらい、
モヤモヤしながら花屋敷へ急ぎます。



花屋敷に向かうと、
ヒンヤリ、肌寒くなってきます。



6年生の試合は既に始まっていました。
時間的には前半かなと思いましたが、
既に後半で1-4で3点ビハインド。

にも関わらず、
攻め込んでおります。

2-3-2のフォーメーションでしたので、
一人一人が頭で予測して、運動量を多くして、
自分のスペースに来たボールを、
保持しようとしておりました。

コーナーからHA君がヘッドで決めて2-4。
「あれ~、追いつくんちゃうんか・・・」と感じ、
隣りにいらっしゃった保護者の方、Sさん(匿名)に、
「同点になったら、どうなるんですか?」と質問。

「しっ、知りません!」

「・・・」

興奮してわからなかったのか、
今気づいたのかわかりませんが、
その隣にいらっしゃった保護者の方に、
同点なら得失点差で勝ち抜けと聞いたのでした。




右サイドを抜けたMID君が、
シュートを打つかな・・・と思うような角度から、
低く速いクロス。

入り込んでいたRY君が滑り込みながら、
つま先で角度を変えてゴールに入ります。
これで3-4。


ここからはピッチにいた全員が、
完全に「ゾーン」に入っておりました。

それぞれがどう動くかを感じながら、
自分のプレーでは相手に負けずに、
生き物のようにゴールに襲い掛かります。

同点になるのは時間の問題でしたが、
ただ時間との闘いでした。

MID君が強引に押し込み、同点。


「こりゃ同点に追いつきそう」と強気だったワタシも、
同点になったら「追いつかれそう」と弱気に。


同点まで押されっぱなしだった相手も、
同点から気持ちが全面に出てきます。

全員が力を振り絞って守りきり、
決勝トーナメントへの切符を掴みました。


技術だけでは語れない、98-99シーズンのCL決勝、
カンプノウの奇跡を彷彿させる、なかなかのゲームでした。

一中のH先生も観戦・応援しておりました。


おいおい、明日はどっちの試合に・・・と、
ちょっぴり迷いましたが、
来週のことを考えると、そんなこと言ってられない状況なのでした(笑)

まったく・・・。

UCLグループリーグ2節 ゴール集。




実験失敗ばかりのダメ博士コーチより。

2017年10月11日水曜日

バードアイ!

いろいろあった3連休。
書き損なうのが嫌なので、
3日連続掲載でまとめることにしやす。

土曜日。
少し顔を出そうと思った4年生の交流試合は中止。
6年生の全日北摂予選に向かいます。

初戦の相手は日生中央さん。
人数は少ないようですが、
相変わらず堅実な技術です。

それに対して完全にガチガチの仁川6年生(笑)
自分達の力を出すどころの話ではありません(笑)

いいとこナシで初戦は敗退。




次の試合の副審を務めます。
午後から始まったせいか、
曇空のせいか、既に暗くなっています。

老眼のせいで遠くのプレーが見えにくい。。。
しかもトップの選手がオフサイド、オンサイドと、
目まぐるしくポジションを変えていきます

自分のチームの選手なら褒め称えるであろう
フォーワードらしいトリッキーな動きは、
相手チームではなく、完全にワタシを苦しめておりました(笑)
(いやぁ〜、今後が楽しみなエグい選手でしたな)


照明が灯った6年生の第二戦。
サイドから攻めることが特長のチームで、
両サイドがようやく活性化しはじめます。

そうなるとCBの負担も減って、
思い切ったディフェンスも増えてきます。

負けていながらも、
力を安定的に出せていたのは、
夏からの成果なのかわかりませんが、
この大会の特長でした。

見事逆転で2次リーグにコマを進めました。




次の試合は主審。

照明はありますが、
やはり遠くが見えにくい。

才能ある選手はバードビューがあると言いますが、
主審のワタシは完全にバードアイ(笑)

見えないハンディを「走り」で補います(笑)

試合の方も中盤で激しくボールを奪い合う、
レフリーのポジショニングが問われるような好ゲーム。

もはや「走り」でゴマしているとも言えなくもありません(笑)
(ウソですよ。ウソ)


「よく走ってましたね!」と久しぶりにお会いする他チームのコーチからの
嬉しい声に御礼をいいつつ、パトライトのようなヘルメットをかぶって帰宅。

完全にグッタリしておりました。
にも関わらず、なかなか眠れないことがあったのでした。。。

つづく・・・(笑)

メッシ、大変やな。。。
W杯南米予選 エクアドル vs アルゼンチン
(メッシのハットトリックで、大逆転のアルゼンチンW杯出場決定!!)



日本代表の試合は無視しているコーチより。






2017年10月5日木曜日

どなたかいらっしゃいませんかね・・・。

「英語できる保護者の方っていませんかね?」

先日、仁川小の練習時に、
ある保護者の方に質問しました。

「イヤ、ワタシはできません(笑)」

と慌てて言われたのですが、
「英語」をもっと試合中の「指示の言葉」に使えないかな・・・
と以前から思っていました。

そもそもサッカーはイングランド生まれのスポーツなんで、
「日本語のサッカー用語」よりも、
「英語のサッカー用語」の方が多いような気がしてるんです。

サッカー用語が多いということは、
サッカーに対する見方のキメが細かいってことですよね。

だったら、日本語にするより英語にした方が、
サッカーのプレーを、
きめ細かく考えられるんじゃないのか?

ついでに英語教育にも多少なりとも、
貢献できるんじゃないのか?

サッカーのプレー経験がなく、
英語もロクにできないワタシは、
それを確かめるべく実験をできないでいたのでした。




父がエンジニアだったせいもあり、
ワタシは数学やテクノロジーなど理系的なモノが大好き。
確率や生物学、最近ではAIなどもTVでやっていると、
じっくり眺めてしまいます。

さらにサッカー好きなので、
何でもサッカーに結びつける。

しかも実験できる現場が仁川小にあるので、
何でもすぐに実験してしまうのが、
大変やっかいなところです。
(実験台となる4年生にとってはホンマ迷惑な話です)



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「群れのルール」という本で生物の集団行動学にハマった数年前、
アリの不思議な集団行動をサッカーに生かせないかなぁ〜と考えて、
コーチや保護者に話をしたら、ポカァ〜ンとされました。

魚や昆虫の群れの動きのメカニズムを使って、
育成世代の選手達の本能を引き出し、
サッカーに生かせるような気がしてたんですな。。。


将棋の羽生さんが出演していたNHKのAIの番組
観たときもドキドキしながらも、
「未来のサッカーはAIが定義できるんでは?」と考え、
上手く育成に繋げられないかな・・・とモヤモヤしていたのでした。


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どれもこれも、
ワタシ自身の知識と情熱が中途半端だったので、
一向に前に進むことはできなかったのでした・・・情けない。。。




最近、こんな本を見つけました。


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バルセロナのパス回しを幾何学で読み解き、
キックをニュートン力学で分析し、
勝ち点が3である理由をゲーム理論で解説し、
サッカーの応援を社会学で説明する。。。


選手の役割をアリの集団行動で解きほぐしているところもありますし、
守備的なサッカーが淘汰されることをコンピューターで、
シミュレーションしている章もあります。

めちゃめちゃオモロイけど、
何だかクヤジイ・・・。

ホッホ〜と感嘆してしまうけども、
同時にチクチョーと嘆いてしまう・・・(笑)

読んでると4年生メンバーを急遽仁川小に集めて、
実験したいくらいオモシロイ(笑)


MコーチやNコーチ、
GENちゃんに読んでいただきたいマニアックな一冊(笑)
(NAKAコーチはオモロイ!とおっしゃっていました)




サッカーとかスポーツとかって、
プレーしてたかどうかはあまり関係なく、
別の得意な分野の視点で見ると、
新しい部分が発見できるもんだと思います。


数学、統計、幾何学、生物学、物理、社会学や心理学、
言語や文化論、デザインやアート、
もちろん他のスポーツも・・・



サッカーが生活に根付いているヨーロッパでは、
普通に意見が通るんでしょうが、
日本ではプレー経験のある方の意見がどうも強い。

もう4年生くらいになると、
サッカー知らないお母さんの意見など聞きませんよね。

まるでちょっと前のサッカー協会みたい(笑)




よく選手にも言いますが、
サッカー知らないお母さんの意見から、
成長のヒントを見つけられる選手は、
絶対に上手くなる。

異なる分野のサッカーマニアの意見から、
強化のヒントを得られる国の代表は、
絶対に強くなる。



お母さんもサッカーマニアもドンドン意見を言わなきゃダメですし、
選手も協会も、そんな意見を聞く耳を持たないと成長しない。
(まぁ最近の協会はちょっぴり変わってきましたが(笑))


そんな気がするのですが、
まずは4年生で実験してみましょうかね(笑)

サッカー知らない、お父さん、お母さん!
やってみまひょ。


英語の実験も同時にしたいコーチより。
(誰かいないもんですか・・・)