『ピッチは、常に明日を目指す人のために存在している』 ジネディーヌ・ジダン



2022年7月20日水曜日

希望に満ちた挑戦的な会見

サッカー漬けだった3連休後の火曜日。
いつもよりもヒドイやる気のなさのなか、
何とか仕事をこなした夕方、
羽生結弦選手の決意表明の会見が行われておりました。

先日、彼のショーを観たせいか、
じっくり会見を見てしまいました。


まぁ、なんて高い人間性だこと!

金メダルや国民栄誉賞など、
燦々たる栄誉を微塵も感じさせないほどの、
メディアに対する感謝や敬意、
会見することで、オジサンもファンになっちゃうほどでした。

先日のショーでも、演技以外のファンへの接し方で、
「あーこの人はきっといい人なんだろうなぁ・・・」と感じたのですが、
改めてそう感じた会見でした。



2番目はアートへの挑戦。
前回のブログでスポーツ✖︎エンターテインメントへの挑戦と書きましたが、
今回は競技スポーツから「スポーツ✖︎アート」への挑戦と捉えました。

芸術点があるスポーツにおいては、
それ自体が競技の評価になりますが、
本来、その評価は観る方々全体の評価であるべきだし、
そこにアマチュアもプロもありませんわな。

絵画を観る時に
製作者がアマチュアかプロかなど気にしないように、
本来、フィギュアや新体操やシンクロなどは、
そんなスポーツだったりします。

サッカーだって、
そんな見方ができれば、
必ずしもトップレベル以外の試合に価値が出てくるでしょう。

羽生さんの挑戦は、
スポーツの見方に対する挑戦だとも感じました。


最後は希望に満ちた会見だったこと。
「引退会見」はついつい「おつかれさまでした」と言いがちですが、
彼の会見は前を向いて、更なる挑戦を提起したことにより、
みんなが名残り惜しむどころか、
さらに応援したくなってしまいました。

サッカー止める時って、
「サッカーやめます」って言いがちですけど、
「こんなことをやります!」って言われると、
思わず頑張れ!って言ってしまうし、
よし!オレも頑張ろう!と思ってしまいますよね。

スゲェ、アスリートだな・・・と思った次第でした。

日経新聞電子版に、
サッカージャーナリストとしても著名な日経新聞編集委員の
武智さんがコメントを出されていました。
さすがの視点ですな。

羽生選手の決意表明会見は、スケーターとして唯一無二の「羽生ワールド」を探究する旅はこれからも続くという意味において、希望に満ちたもので安心しました。オリンピックで2大会連続の金メダルを手にしながら、4回転半ジャンプの完成をなお目指し、「よりうまく、より強くなりたい」と語ったのもすてきでした。今後はプロのスケーターとして活動することになりますが、本人がアマとプロの線引きに戸惑いを見せたのも印象的。私も思います。ピカソの絵を見て「プロとしてすごい」とか思いませんよね。ただ「すごい」だけで。羽生選手のスケートもそういうカテゴリーを超越したものだと思っています。























↓会見一度ご覧あれ!



こんな27歳だったら人生変わってただろうな・・・と思う51歳コーチより😂

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