『ピッチは、常に明日を目指す人のために存在している』 ジネディーヌ・ジダン



2010年3月21日日曜日

有終の美

淡路遠征2日目。

昨晩は寝ていてもスゴイ音で起きたくらいの悪天候でした。
朝までは風はありましたが、
天候はドンドン良くなってきました。

天気が良いのは気持ちが良いのですが、
あんまりコンディションが良いのも困ってしまうのが、
このチームのややこしいところです(笑)





<決勝トーナメント>

1回戦 0-0 枚方
(PK 1-2)

<負トーナメント>

準決勝 0-0 五色
(PK 1-0)
決 勝 1-1 奈良市選抜
(PK 2-1)

結果:32チーム中 9、10位くらい


最初の2試合は良く頑張りましたが、
攻め込まれるばかりで、
なかなか攻めに転じることができませんでした。

どうしても個人技に頼った攻撃になりがちで、
攻撃に人数を掛けることができない状態でした。


3試合目は選抜チームということで、
技術・フィジカルとも相手の方が上でした。

よく耐えていましたが、
前半終了間際に先制されました。


後半は攻撃的な布陣で臨みました。
当然、リスクがありますが、
選手同士が話し合い、
必死にカバーしあっていたと思います。



右サイドの<9>がスペースに動いてシュート。
こぼれ玉を<4>が押し込んで同点。

そこからは一進一退の激しい試合となりました。
それぞれの選手が「自分のできること」をやり続けて、
試合終了。

PKではケガをしていた<5>が参加しました。

押されっぱなしの試合で先制されながら、
みんなで同点に追いつくことを目標に、
みんなで知恵を出し合いながら、
「自分がやれること」をしっかりやって
みんなで掴んだ勝利だと思います。


少なくともワタシが担当した2年間においては、
最後の試合がベストゲームとなりました。



2日間で6試合。
2勝4分でした。
PKを入れると4勝1敗1分。

よく頑張ったと思います。

明らかに技術的にも、フィジカルにおいても、
相手の方が格上でしたが、
しっかりアタマを使って、
強いココロをもってすれば、
勝負できるということを、
私自身、確認ができました。


また試合前のミーティングを選手だけに任せました。
布陣やスタメンのポジション、作戦なども任せて、
試合前に少しだけ話すというやり方にしました。
かえってよく考えるということがわかり、
ワタシ自身、非常に勉強になりました。





センターバックの<19>がこの遠征のMVPだと思います。
どんな苦しい試合においても、
彼の休む間のない適切な判断がチームのピンチを救っていたと思います。


<4>は最後の試合で同点弾を叩き込みました。
思い切りの良い動き出しは、
チームのチャンスを作っていたと思います。
ドリブルも良くなりました。
中学でサッカーやるなら、トラップをね・・・


<5>はケガのため「マネージャー」としてチームに貢献してもらいました。
非常に気の利くマネージャーでしたが、
最後の試合で試合終了直前に交代し、
PKを蹴ってもらいました。
久しぶりのファーストタッチがPKという緊張感のある場面でしたが、
落ち着いて左隅に決めたのは彼らしいプレーでした。
焦ることなく、ゆっくり養生してほしいと思います。


<6>は先を読んだ勇気あるディフェンスがよかったと思います。
初日の初戦での大ピンチを救ったのが印象的なプレーでした。
宿舎での食べっぷりにも驚きました。
2日目は足が痛いにも関わらず頑張っていました。
シュートも多く打っていたのが良かったと思います。
これからも「無限大の可能性」を信じて頑張ってください!


<9>は調子の悪い2日間でしたが、
最後の試合で同点のきっかけとなる素晴らしいシュートを打ちました。
なんどか素晴らしいチャレンジあるプレーがありました。
「センスあるやればできる男」ですので、
これからもたくさんチャレンジして欲しいと思います。


<12>は初日の3試合目から参戦。
ドリブルやボールキープなど、
調子は良かったと思います。
時々、体型からくるガス欠が目立ちましたが、
最後の試合ではよく走っていたと思います。


<13>はシュートをよく打っていたと思います。
シュートは「点を取る」という目的だけでなく、
チームを元気つけたり、
ポジションに戻る余裕をチーム与えたりするものです。
もっと攻めに転ずることができたと思います。


<17>はGKとして好調を保っていました。
後ろからの大きな声での指示は、
非常に適切で彼の良さが出ていた
と思います。
<19>とのコンビネーションは本当に素晴らしいものがありました。


<20>はしぶといプレーが目立ちました。
なかなか難しいポジションだったと思いますが、
今日はパス・トラップが良かったと思います。
良いトラップが次への良いプレーに繋がります。
攻撃参加のタイミングも素晴らしかったです。


<21>は最後の試合では良く頑張っていました。
スイッチが入れば本当の良く頑張る男です。
ただ、未だにスイッチがどこにあるかは不明です。
部屋長としても頑張ってくれました。
お疲れさまでした。


<23>はチームの失点の少なさを支えたディフェンダーでした。
相手よりもアタマを使ったディフェンスは、
ワタシの理想的なディフェンスでした。
これまで2度ほど試していたボランチでのポジションを、
最後の試合でキチンとこなしていたのは、
本当に感動しました。


<24>は2日間、チームを良く引っ張っていったと思います。
自分のプレーだけでなく、チームのプレーもチェックしていました。
これまでの勢いだけのプレーではなく、
非常に駆け引きのある良いプレーが多かったと思います。
中学校にあがっても「パワー」だけでなく、
「知性とテクニック」をドンドン磨いて欲しい と思います。
あのフリーキックは凄かったですな!


そして3年生のNちゃん!
最初はケガをしないか不安だったのですが、
途中からはそんな不安がなくなる素晴らしいプレーでした。
3人抜いたドリブルはお見事でした。
これからもそのドリブルにこだわって磨いてください。




暑かったり寒かったり、
大変な2日間でしたが、
お疲れさまでした。


別に優勝でもなんでもないのですが、
ワタシにとっては最後の最後に、
素晴らしい試合を見せてもらった「有終の美」だったと思います。



大会関係者の皆様、
準備・運営・審判などありがとうございました。
卒業前に本当に素晴らしい思い出を作ることができました。
来年からもよろしくお願いいたします。


良元・末広の関係者の皆様、
いろいろお世話になりました。
ありがとうございました。
いつも楽しい合宿になるのも、
皆様のおかげでございます(笑)
これからもよろしくお願いいたします。



保護者の皆様、
お世話&応援、ありがとうございました。
最後に素晴らしい試合を見せてもらい、
ワタシ自身、本当に嬉しかったです。
ありがとうございました。


F監督、本当にお疲れさまでした。


明日は最後の練習です。
練習で始まり、練習で終わるのです。

ゆっくり体を休めて最後の練習を楽しみましょう!





1.5kg太っていたコーチより。。。

2 件のコメント:

くにちち さんのコメント...

今回の淡路遠征,本当に有意義で楽しい2日間でした.
今までの運の悪い部分を春の嵐が吹き払い,
最後の最後に幸運の女神が仁川SC6年チームに
舞い降りてきたような感じですね.
シュートの嵐を最小失点で抑えられたのも,
選手全員とコーチ陣が一丸となったのと幸運の女神の
おかげと思いました.

6年チームは豊中市長杯,箕面カップを含め,最後になって,チーム力がアップし,本当に強くなりましたね.

長いあいだご指導いただいたF監督,Uコーチ,Mコーチ,Kコーチ,TRコーチ,THコーチ,Yコーチ本当にありがとうございました.ただひたすら感謝の限りです.

これからも仁川サッカークラブが楽しく,チームワークがよく,強いチームとして,長いあいだ繁栄していく事を心より祈ります.
なにかお役に立てることがあれば,ご協力させていただきます.
12人全員が本当にいいやつばかりだなと2日間一緒にすごしてとっても感動しました.
中学に進学後の全選手が,力強く成長していく姿を楽しみにしています.
失敗しても,あきらめずに努力を続ければ,いつかは必ず,成功します.成功するまでがんばろう!!!
     6年保護者 くにちち

Duke13 さんのコメント...

くにちちさんへ

コメントありがとうございます。

こちらこそ「皆勤賞」ありがとうございます。
保護者の皆様の声援こそが、
選手達の力を出し切るのだと実感いたしました。

新年から少しづつ運が向いてきましたが(笑)、
それも選手達が自ら掴んだものだと思っています。

彼らはこれから大きな成長をするんだろうと、
信じています。
(だいたいワタシの予想も怪しいのですが<苦笑>)

実は「これからの方」が楽しかったりするんでしょうね。

本当にありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします!