『ピッチは、常に明日を目指す人のために存在している』 ジネディーヌ・ジダン



2015年8月14日金曜日

ヒマなお盆に日本サッカーを考える。

お盆も仕事している、マジメサラリーマンコーチです。
することはないので、
東アジア大会と日本代表についてボンヤリ考えておりました。。。。

ワタシは日韓戦と日中戦を観戦。
久しぶりの代表戦でした。

3つのことを感じたので、
順々に。

①韓国と中国の数年後のサッカー

韓国は若手中心、中国は本気だったと思います。
韓国の若手選手は胸板も厚く、日本の若手(果たして若手なんだろうか・・・)よりも、
フィジカルも高さも上でしたが、
そんな選手達が繰り広げるサッカーは、
日本代表よりもレベルの高いサッカーをしていました。
お互い若手でしたので、荒削りではあるものの、韓国が指向するサッカーの方がハッキリしていました。
(これはスタッツが見事に語っていますな)


中国はダイレクトなサッカーを指向していました。
ディフェンスはまだまだでしたが、攻撃については未来を感じるサッカーでした。
(そんなディフェンスに1点しかとれん日本代表もなぁ〜(笑))

現地点で、若い代表選手のレベルにおいては、
アジアにおいては、日本はかなり遅れていることを認めねばなりません。



②ハリルちゃんはどうなのか?
アジア2次予選で暫定4位(涙)の日本代表は、
9月3日のシンガポール戦から予選が再開します。

韓国戦での弱気な選手交代や東アジア大会後のコメントなどを見ていると、

”ヤツは結構小さい(笑)”

勝負どころで弱気の虫が出てきそうです。
とは言え、アギーレをあんな形でクビにした手前、
協会は簡単には交代できないでしょう。

となると、選手自身が自ら動かねば。
韓国戦・中国戦はそんなシーンはありませんでしたので、
海外組で望むしかないんでしょうね。

さすがに2次予選は通過するでしょうが、
ワールドカップに行ける可能性は50:50だと思います。


③そもそも・・・

協会の代表のページには最近選ばれた代表選手一覧が出ています。

その数51人。

この内、中学・高校とJクラブに所属していた選手はわずか13名(25.5%)
中学・高校いずれかにJに所属していたのは9名ですから、それでも半分にもなりません。
プロになるまでJクラブに所属していない選手は29名。

小学生からJクラブに所属していたのは、見事に0名・・・

Jリーグが始まって22年。
厳しい言い方をすると、
選手の高い才能をスポイルしてると思います。

Jリーグも協会も、
状況を理解してこんなことをやっています。

◯Jと協会が育成改革本格化、クラブの育成組織格付け調査を導入
Jクラブの育成組織を無印から三ツ星まで格付けするというニュースです。
その後の動きが見えないところが、協会らしいところですが(笑)、
いい取り組みなので、ドンドン進めながら修正していっては?と思います。

『JFAフットボールフューチャープログラム トレセン研修会U-12』
例年全日が開催されていた時期に大規模トレセンをしています。
先日サッカー祭りでやったクアトロゲームもやっています。
チーム表彰などはなく、あくまで個人と個人が刺激を受ける場所の提供という感じです。
大会運営もJFA職員の手作り。
選手や指導者、JFA内部が新しいことにチャレンジすることは大事ですね。

意外にJクラブの動きが鈍い(笑)

個人的にはJクラブについては、

◯Jの育成年代は中学以上は1年間でセレクションし直し。
◯セレクションは3次まで。

なんてすればと思っています。。。


Jの現場の改革も大事ですが、
Jクラブや街クラブや中高の部活など、
「チームを見極める目」をワタシ達が持つことが大切ですね。


ヒマだと文章が長くなるコーチより。

0 件のコメント: