『ピッチは、常に明日を目指す人のために存在している』 ジネディーヌ・ジダン



2010年6月1日火曜日

オランダ人必見!

ワールドカップまでいよいよ2週間を切りました。
日本代表もついに戦場に向かって旅立ちました。

いろいろ不安はあるものの、
やるしかないでしょ・・・という気持ちになっているでしょう。

だいたい(ワタシも含めて)日本はウルサすぎますよね。

新聞なんかではまだ「進退伺」のことを書いている。

もうええやろ・・・

応援しようや・・・

なんかサムライブルーの最大の敵はメディアのような気さえしてきます。

日本を発ってスイスに着いた日本代表は、
大自然の中のグランドということもあり、
非常にリラックスしているようです。

新聞によると、
険しい山々を前に、

岡田監督「いいところだから、あそこ(岩だらけの山の中腹)まで走るか」

MF松井「じゃあ(練習が厳しいことで有名な)国見(FW大久保の母校)が行きます」

FW大久保「いやいや(同じく練習の厳しい)鹿実(松井、MF遠藤らの母校)が行きます」

(デイリースポーツより抜粋)

チームは大きな笑いに包まれたとか・・・
今は大いにリラックスして自分ができることをしっかり準備することに、
注力してほしいもんです。


ワタシ達も「今できること」は、
「しっかり応援する」こと。

ワタシは会社を休んでも、応援します(苦笑)




こないだのチャンピオンズリーグ決勝ですが、
インテルの守備、凄かったですね。
美しいディフェンスを見せてもらいました。

試合後のバイエルンのファンハール監督のコメントが面白い。。。

「われわれは、攻撃に重視を置くサッカーに賭けた。負ける危険性の高い、難しいスタイルであることは分かっていたが、観客にとっては、より魅力的なサッカーだったはずだ。攻撃は守備よりもはるかに難しい。インテルは勝利にふさわしい戦いをしたと思うが、あのような守備的な戦術を選ぶことは、ある意味で簡単なことだ。もちろんチームはそれぞれ適したスタイルを自由に選ぶ権利がある。しかし、わたしやクラブが求めるスタイルは今日の試合で見せたようなサッカーだ。今のバイエルンが目指すのは、攻撃的で魅力的なサッカーにほかならない」


『攻撃は守備よりもはるかに難しい』


全くその通りですね。今後に残りそうな名言です。

個人ではなく組織で攻撃できるようにするには、
本当に難しい。

守備は「ルール」を決めてしっかり覚えることが大事。
攻撃は「方法」を学びながらより多く経験することが大事。

てな感じがします。

特に5・6年生のサッカーからは「経験」が大事ですね。
ある程度の「攻め方」を教えながら、
より短時間でより多くの経験をしてもらうような練習をいかに組むか・・・
コーチの難しいところです。



過去の経験がスムーズにしかも瞬間的に出てくるようにするには、
肉体的・精神的なコンディションが非常に大事だと思います。


不安のない体調と調子。

奢らず、怯まない落ち着いた気持ち。



勉強のテスト(特に数学)なんかは、
こんな状態の時はスムーズに問題が解けます。


これだけの条件がそろって、
初めて素晴らしい攻撃ができる。
それだけ攻撃は難しいし、
だからこそ常に組織的な攻撃サッカーを展開できる、
バルセロナやバイエルンは素晴らしい。


これを代表チームでやることは本当に難しいと思います。




そこに日本代表がつけこむスキがある。

リラックスした日本代表。

精神的に不安定なオランダ代表。

こういう状態ができればいいんですよね。



そういう意味で日本のメディアは逆のことをしていると思います。
日本をタタき、オランダを持ち上げる。


あんたらはどっちの味方だ!?


もうちょっと、オランダやデンマークやカメルーン選手が、
怒るようなことを書くべきだと思います。

そういう意味で本田選手の存在は大きいんだけど、
日本のメディアがジャマをしている。。。


試合が終わった後、お互いを称えればいい。。。


カメルーンは試合に遅れなさい!
(エトーは欠席しろ!)

デンマークはまだまだ若いな・・・
(だいたいユニフォームがダサイ)


オランダは試合中、ケンカでもしてなさい!
(オランダの得意なプレーは内紛やからな~)



日本国内でしか見られていないブログだから書けるコーチより。。。
(こないだイングランドからのアクセスがありました)

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